科学技術論文の専門家 / The Leader in Science Communications 「発表して生き残ろう」 ― 学術論文発表における技術と技巧
MODULE III
締め切りと投稿時の詳細: 原稿の準備と投稿
Part II: 原稿の執筆と投稿

さあ、投稿しましょう


構え、狙え、撃て!

原稿を編集者に送ってしまえば気分は爽快です。郵送に頼るしかなかった時代は、注意深く原稿のコピーを取り、ページを丁合し、封書に仕立てて郵便局まで出向いたもので、これがまたひと仕事でした!いまでは多くのジャーナルが電子メールでの、あるいはオンラインでの投稿を受け付けているため、投稿はそれほどたいへんな作業ではなくなりました。

しかし、書式を確認するところから始め、細かな点をすべて整え、カバーレターを練り上げる、というプロセスは変わりません。

電子投稿の場合、“カバーレター”は投稿時の電子メール本体とするか、その電子メールに別途添付することになるでしょう(Webベースのアプリケーションによるオンライン投稿が可能なジャーナルには、カバーレターを受け付けるところと受け付けないところがあります。投稿規定やガイドラインを確認しておきましょう)。

カバーレターは論文の紹介文であり、独自の内容や発見を強調し、査読者に原稿を読んでみようと思わせるきっかけを与える役目を果たします。論文全体の一部として有用なコミュニケーションツールですから、軽んじるべきではありません。論文の掲載に際して力を貸してくれるのがカバーレターなのです。

カバーレターのサンプルを確認し、効果的なカバーレターの構成要素を理解しましょう。

データが結論をきちんと裏打ちしているかどうかを確認すること。複数の解釈を許す場合は、その点を指摘すること。これを怠ると、必ず査読者に指摘されますよ。

- エド・ヴァウター、査読者